アルコール除菌剤と次亜塩素酸ナトリウム
軽減税率対象の食品添加物に該当するアルコール除菌剤や次亜塩素酸ナトリウムも販売中!
多くの人が間違えた使い方をしている!?アルコール除菌剤と次亜塩素酸ナトリウム水溶液の正しい使い方と使い分けを解説します。
更新:2021/12/23
販売中のアルコール除菌剤
除菌効果はもちろんのことコストパフォーマンスが高い食品に直接噴霧、浸透により日持ち向上剤としてご使用できる『エコクイック』と抗菌まで可能な『ヒノキ香る除菌スプレー』をご紹介致します。
非接触式アルコール消毒用ディスペンサー
自動センサーだから衛生的!手をかざすだけで素早くミストを噴射します。コンパクトで電池式のため様々な場所に手軽に設置できます。
食品周りの業務用除菌剤
飲食店や施設の現場で愛用されるキッチン除菌剤は大きく3種類。順番に、選び方と使い方を解説します。
新型コロナウイルス予防と対策
2019年12月以降、新型コロナウイルスの影響により、手指消毒用アルコールおよびアルコール除菌スプレー、次亜塩素酸ナトリウムの需要が急増し欠品が発生しております。
新型コロナウイルス感染症予防とアルコール除菌
新型コロナウイルス感染症の感染経路は飛沫感染と接触感染と言われており、手など皮膚の消毒を行う場合には、手指消毒用アルコール(消毒用エタノール)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムも有効であることが分かっています。
食品を介した新型コロナウイルス感染症の感染について
食品そのものにより新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はありません(2月27日現在)。ただ、食品や食事の配膳等を行う場合は、接触感染に注意する必要があります。
※接触感染は新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路の1つです。
コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。製造、流通、調理、販売、配膳等の各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗い、手指消毒用アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。(出典:厚生労働省 令和2年2月27日時点版新型コロナウイルス感染症に関するQ&A)
アルコール除菌スプレーと次亜塩素酸ナトリウムを1分で解説!
高濃度アルコール除菌スプレー
「除菌アルコール78」など、高濃度のアルコール除菌剤は、飲食店衛生管理のマストアイテム。
包丁やまな板、調理器具の他、調理台などにスプレーするだけ(二度ぶきなし)の簡単な除菌方法です。
食品衛生分野では「食品添加物」の認可を受けたものを使用することが望ましいと言われています。
軽減税率対象のアルコール除菌スプレーとは!?
次亜塩素酸ナトリウム水溶液
アルコール除菌剤が効かないノロウィルスなどのノンエンベロープウイルスにも効果を発揮する除菌剤が「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)」です。
適正濃度に希釈した次亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬(200ppmで5分・100ppmで10分)し流水で十分すすぎます。まな板、調理器具の他、ダスターの除菌に使われます。
「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」と「次亜塩素酸水(酸性電解水)」は、別物です。
200ppmとは?
次亜塩素酸ナトリウムとアルコール除菌の違い
次亜塩素酸ナトリウム水溶液だけあればアルコール除菌は不要なの!?
次亜塩素酸ナトリウムによる除菌は、アルコールスプレーのようにこまめに行うことができません。
プロの現場では、業務開始前・終了後に次亜塩素酸ナトリウムによる除菌を行い、場所や時間帯によってアルコール除菌スプレーを併用しています。
軽減税率対象のアルコール除菌スプレー
キッチンなど食品衛生分野では、食品添加物の認可を受けたものを使用することが望ましいと言われています。食品添加物であることで、すすぎが不要となり、食品に噴霧することも可能です。
食品添加物に該当するアルコール除菌剤は、消防法の観点、軽減税率の観点から、さらに需要が高まっています。
軽減税率対象のアルコール除菌剤(食品添加物)
アルコール除菌剤の中には、食品添加物に該当し、軽減税率対象となる商品が存在することをご存知ですか?
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エコクイックα78 1Lシャワーポンプ付(亀山倉庫専用)
令和薬品工業
30,240円
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入数:20
(1つ約1,512.00)
手指消毒にもご使用いただけるアルコール除菌剤です。食品添加物規格なので食品にかかっても安心です。
アルコール除菌スプレーによくある間違い
アルコール除菌剤は高濃度ほど効果がある?
アルコールの除菌能力は、濃度によって大きく変化します。しみこんでいく速度や蒸発する時間の関係で、アルコール濃度は70~80%前後が消毒や除菌に最適と言われています。
ただし、アルコール濃度が60%を超えると消防法の保管量制限等の対象となります。
最近では、食品添加物の配合の相乗効果で50%台の低濃度タイプでも、70~80%濃度のアルコールと同等の効果が発揮されることが認められてきました。
ジェームズマーティンのフレッシュサニタイザー
ジェームズマーティン(JM)のフレッシュサニタイザー(アルコール除菌剤)は、アルコール濃度65v/v、食品添加物のみで構成されたアルコール製剤です。デザイン性だけでなく、除菌効果が認められ、有名レストランが利用していることでも知られています。
フレッシュサニタイザーは、軽減税率対象アルコール除菌剤です。(空ボトルは標準税率です。)
除菌アルコールは、濡れた場所に使っても効果なし
水分が残ったところにアルコールをスプレーすると、アルコールの濃度が下がり殺菌作用が低下します。アルコール除菌剤を吹き付ける前に、水分を取り除いてください。
吹き付けた後は、二度拭きや洗い流しは不要です。
アルコール除菌の効果は持続しない!
アルコールスプレーは、吹き付けた瞬間が一番強力に作用します。
吹き付けた後、効果は持続しないため、こまめにスプレーすることが必要です。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液の作り方と希釈濃度
次亜塩素酸ナトリウムは、業務用の除菌剤として広く使用されている塩素系漂白剤です。次亜塩素酸ナトリウムは、水溶液にしたときの残留塩素が除菌作用を発揮します。
5~6%次亜塩素酸ナトリウム配合漂白剤
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3,531円
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入数:3
(1つ約1,177.00)
メイプジアは、食品添加物で、軽減税率対象商品です。
販売されている塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)の原液濃度は、1%~12%程度まで様々です。
適性濃度に希釈して、希釈液に浸けるか、希釈液をしみ込ませたふきんなどを貼りつけて使用します。
200ppmなら5分、100ppmで10分浸漬した後、流水で十分すすぎます。
次亜塩素酸ナトリウムは、水温が上がると反応速度が高まり、除菌作用は進行しますが、同時に残留塩素も分解、消耗されてしまいます。20度から25度の水温が適温です。
塩素系漂白剤の希釈液はppmという単位で表現されます。
塩素濃度1%=10000ppmです。200ppmの希釈液とは、0.02%の塩素濃度溶液という意味です。
1000ppm希釈液:便やおう吐物が付着した床、衣類、トイレなどの消毒をする場合に。
200ppm希釈液:調理器具、おもちゃ、直接手で触れる部分などの消毒をする場合に。
1Lの1000ppm濃度希釈液を作る場合の希釈参考例です。
原液濃度5%の製品の場合20ml、原液濃度6%の製品の場合16ml、原液濃度10%の製品の場合10ml、原液濃度12%の製品の場合8.3ml、に水を足し全部で1Lにします。
1Lの200ppm濃度希釈液を作る場合の希釈参考例です。
原液濃度5%の製品の場合4ml、原液濃度6%の製品の場合3.3ml、原液濃度10%の製品の場合2ml、原液濃度12%の製品の場合1.7ml、に水を足し全部で1Lにします。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液の注意点
次亜塩素酸ナトリウム希釈液は、作り置き禁止!
手洗いやメラミン食器、金属には使えません。
換気や合わせ使いに注意
次亜塩素酸ナトリウムの希釈液は、時間が経つと効果がなくなります。
必ず換気を行ってください。他の洗剤と混ぜて使用してはいけません。特に酸性の強い洗剤と混ぜると有毒ガスが発生します。
過酸化ナトリウム(酸素系漂白剤)
塩素系漂白剤が使えないものの除菌に、作用の穏やかな漂白剤が「酸素系漂白剤」です。
40~50℃のお湯で希釈
酸素系漂白剤は、40~50℃のお湯で使用するのが効果的です。
メラミン食器の漂白も可能
塩素系漂白剤が使えないメラミン食器の漂白には、酸素系漂白剤を使用します。
お得な5Lの大容量アルコール除菌剤です。